ARISはウェーハ研削装置(Wafer Grinding Machine)のソフトウェア開発に5年間携わり、HMI、Equipment Control、Host Communication、Simulatorの各コンポーネントの共同開発や、SEMI規格に関連する要件への対応において、実践的な経験を積み重ねてきました。
お客様や技術パートナーとの協業を通じて、ARISは装置ソフトウェアの開発、システム統合、そして複雑な技術環境で生じる課題の解決に関する力を、一歩ずつ築いてきました。
変化に柔軟に対応できるソフトウェア設計
装置の開発過程では、運転パラメータ、工程、ソフトウェア機能に関する要件が継続的に変わることがあります。変更のたびにソースコードの修正が必要になると、開発・テスト・展開に余分な時間とリソースがかかります。
Everything Configurableという方針のもと、ARISは適したソフトウェアコンポーネントを設定によって調整できるよう設計し、設計時に想定した変更についてはソースコードの修正を抑えることを重視しています。
このアプローチは新しい要件への適応を支えるとともに、システムの保守や拡張も進めやすくします。
複雑な装置システム ― 模擬Lab環境によるソフトウェアテスト
半導体業界の装置は構造が複雑で、多くのハードウェアモジュールと異なる制御システムが統合されています。ソフトウェア開発環境に実際の装置一式を再現することは、特にコスト、スペース、運用の面で、常に可能とは限りません。
この課題に対応するため、ARISはお客様やハードウェアパートナーと協力して、模擬ハードウェアモジュールや同等の機能を持つモジュールを検討・統合し、ソフトウェアの開発とテストのためのLab環境を構築しています。
実例の一つが、EtherCATマスターと複数のスレーブを接続して種類の異なるモーターを制御・テストするシステムの共同構築です。これにより、実際の装置の制御機能の一部を模擬しています。
Lab環境では、模擬モジュール上で通信動作やソフトウェアの制御機能を早い段階で確認できます。完成機への依存を減らし、実機への展開前に統合上の問題を見つけやすくなります。
多様なスキルを持つチームが、プロジェクトのライフサイクル全体で連携
装置ソフトウェアの開発には、要件分析、設計、プログラミング、テスト、統合、展開のあいだで継続的な連携が求められます。複数のベンダーが関わるプロジェクトでは、各社間の依存関係を管理することも特に重要です。
ARISは、Business Analysis、Design、Development、TestingからDeployment、Releaseまで、ソフトウェア開発のライフサイクル全体に参加できるエンジニアチームを育てています。
同時に、チームは知識の更新を重視し、各プロジェクトのニーズと実際の条件に合わせて、AI、機械学習、CI/CD、自動化などの技術や手法を取り入れています。
ARISはフェーズごとにチームの規模を調整でき、お客様と連携しながら、他のベンダーとの調整・協力を通じて課題の解決に取り組みます。
目標は、担当範囲の作業を終えることだけでなく、プロジェクト全体の成果に貢献することです。
ARIS ― 技術力が価値を生み、責任が信頼を生む
ARISにとって、技術力は責任感と協調の姿勢を伴うべきものです。複雑なプロジェクトで重要なのは、計画どおりに作業を進める力だけでなく、困難や変化に直面したときの姿勢です。
ARISは、誠実なコミュニケーション、透明性のある仕事の進め方、約束に対する責任、そして粘り強い問題解決を大切にしています。課題が生じたときは、率直に話し合い、協力して解決策を探り、お客様と困難を分かち合うことを重視しています。
装置ソフトウェア開発の経験、多様なスキルを持つチーム、技術を統合する力、複数のパートナーとの連携を組み合わせ、ARISは半導体業界にとどまらず、ほかの技術分野でも信頼されるソフトウェア開発パートナーを目指しています。
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